新米ネットワークエンジニアのフオです。
CCNA取得を目指して、勉強中です!
今回は、dhcpを設定するコマンドについてわかりやすく解説について勉強してわかりやすくまとめした!
間違っていることがあればぜひコメントや問い合わせで教えていただきたいです。
- dhcpについて知りたい
- ルータやスイッチでのdhcpの設定方法について知りたい
ネットワークを始めたての人には下記の参考書がおすすめです。
イラストが豊富で初めて、私も初めてネットワークを勉強するために利用しました。
ページ数も200ページもないのでサクッと読み終わることができます!
ぜひ参考にしてみてください。

dhcpプールについて
DHCPプール とは、IPアドレスやネットワーク情報(デフォルトゲートウェイ、DNSなど)をまとめた「設定のかたまり」です。
DHCPクライアントに割り当てられるIPアドレス範囲などが含まれます。
このdhcpプールが設定されている機器がdhcpサーバーになるので、どこがdhcpでIPを配っているのかを認識しておくことはトラブルシューティングさいにも大切になってきます。
dhcpについて
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、ネットワークに接続された機器(パソコン、スマートフォン、サーバーなど)に対して、IPアドレスなどのネットワーク設定を自動的に割り当てる仕組みです。
dhcpコマンド例の構成
- サブネット:
192.168.10.0/24
- 利用可能なIP:
192.168.10.10 ~ 192.168.10.100
- デフォルトゲートウェイ:
192.168.10.1
- DNS:
8.8.8.8
!の後の日本語は説明文なので、コマンドではないので気をつけてください。
Router> enable
Router# configure terminal
! DHCPプールの名前を「LAN-DHCP」と設定
Router(config)# ip dhcp pool LAN-DHCP
! 配布するネットワークとサブネットマスクを指定
Router(dhcp-config)# network 192.168.10.0 255.255.255.0
! デフォルトゲートウェイを指定
Router(dhcp-config)# default-router 192.168.10.1
! DNSサーバのIPアドレスを指定(任意)
Router(dhcp-config)# dns-server 8.8.8.8
! IPアドレス割当範囲から除外したいアドレスがある場合は指定(例: .1~.9)
Router(config)# ip dhcp excluded-address 192.168.10.1 192.168.10.9
コマンド | 説明 |
---|---|
ip dhcp pool <名前> | DHCPプールの作成と設定モードへ移行 |
network <IP> <サブネットマスク> | クライアントに配布するネットワーク情報を指定 |
default-router <IP> | クライアントに通知するゲートウェイのIPアドレス |
dns-server <IP> | クライアントに通知するDNSサーバのアドレス(任意) |
ip dhcp excluded-address <範囲> | DHCPで配布しないIPアドレス範囲を指定 |
dhcp確認コマンド
Router# show ip dhcp binding
⇒ DHCPで割り当てたIPアドレスと対応するMACアドレスの一覧を表示。
Router# show ip dhcp pool
⇒ プールの詳細(使用状況、利用可能なアドレス数など)を表示。
なぜdhcpのデフォルトゲートウェイは必要なのか
DHCPで**デフォルトゲートウェイ(default-router)**を設定する理由は、クライアントPCなどが他のネットワークと通信できるようにするためです。
デフォルトゲートウェイは、
「自分のネットワーク(サブネット)の外に行きたいときに通るルータのIPアドレス」のことです。
たとえば:
- クライアントPCのIP:
192.168.10.50
- アクセスしたい宛先:
8.8.8.8
(インターネット上)
この場合、PCは直接8.8.8.8に届きません。
そこで、どこに投げればいいかを教える役割を持つのがデフォルトゲートウェイです。
DHCPでデフォルトゲートウェイ設定しないとどうなる?
もしDHCPでdefault-routerを指定しなければ:
- クライアントはIPアドレスは取得できても、
- ネットワークの外(インターネットや他のサブネット)には出られません。
- 同一LAN内の通信(同じサブネット内)は可能です。
まとめ
今回はdhcpの設定を行うdhcpプールのコマンドについて紹介しました。
- DHCPプールの名前
- 配布するネットワークとサブネットマスクを指定
- デフォルトゲートウェイを指定
- DNSサーバの指定
dhcpの設定は非常に多く設定する機会があると思いますので、実際に実機でコマンドを設定し、設定したIPでIPアドレスを取得できるのか試していくとよい勉強になると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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