新米ネットワークエンジニアのフオです。
ネットワークエンジニア1年目で、CCNA取得を目指して、勉強中です!
今回は、デフォルトゲートウェイとデフォルトルートの違いについて勉強してわかりやすくまとめした!
先輩がデフォルトルートとデフォルトゲートウェイに同じIPアドレスを設定しているのをみて、この二つの違いは何なのか気になり勉強しました。
間違っていることがあればぜひコメントや問い合わせで教えていただきたいです。
- デフォルトゲートウェイについて
- デフォルトルートについて
- デフォルトゲートウェイとデフォルトルートの違いについて
ネットワークを始めたての人には下記の参考書がおすすめです。
イラストが豊富で初めて、私も初めてネットワークを勉強するために利用しました。
ページ数も200ページもないのでサクッと読み終わることができます!
ぜひ参考にしてみてください。

デフォルトゲートウェイとは?
パソコンやスマホなどの端末が、「外のネットワーク」に出入りする場所のこと。
端末側(クライアント)の設定項目。
ルータなどの上位機器に行くためのIPアドレスを指定する。
たとえば
- あなたのPCのIPが
192.168.1.100
- ルータのIPが
192.168.1.1
→ この192.168.1.1
がPCに必要な「デフォルトゲートウェイ」となります。
なぜデフォルトゲートウェイが必要なのか

理由 | 内容 |
---|---|
外部通信のため | 異なるネットワークへの“出口”が必要 |
経路情報の簡略化 | 全部のネットワーク経路を自分で持つのは不可能 |
デフォルトゲートウェイが必要な理由は、どこに通信すればよいか示すために重要です。
同じネットワーク同士だと直接通信することが可能ですが、違うネットワークだと直接通信できません。
そうなると通信するための手段がないため、ここでデフォルトゲートウェイが活躍します!
- 違うネットワークにあるサーバやインターネットにアクセスできない
- 「宛先不明です」で通信が止まる
- DNSやWebも全部使えなくなる
デフォルトルートについて
デフォルトルートは、ルーティングテーブル内の「どこに送信すべきかわからないパケットの宛先」を指定するエントリです。通常は「0.0.0.0/0」として表現され、「すべての宛先」を意味します。
上記の例のように、全てのパケットは、192.168.1.1に飛ぶようにみたいな形で設定します。
なぜデフォルトルートが必要なのかについて次の項目で説明していきます。
デフォルトルートが必要な理由
理由 | 説明 |
---|---|
経路表の簡略化 | 全部のネットワーク情報を持たなくてよくなる |
管理が楽 | 1行で未知の宛先すべてに対応できる |
インターネット接続に必須 | 家や社内からインターネットへ出るには、ISPルーターへのデフォルトルートが必要 |
バックアップ用途にも使える | 冗長構成の補助ルートにも使える(例:メトリック付きの浮動デフォルトルート) |
ルータには、ルーティングを設定することが可能です。
しかし、全てのルーティングを書くことは現実的には不可能です。
- ルーターのメモリが足りない
- 管理が大変
- 追加・変更にも弱くなる
「わからない宛先が来たら、とりあえずここへ送れ!」というルールを1つだけ設定しておけばOK。
デフォルトゲートウェイとデフォルトルータの違いについて

項目 | デフォルトゲートウェイ | デフォルトルート |
---|---|---|
主に使う場所 | 端末(PC・スマホなど) | ルータやL3スイッチ |
意味 | 外に出るための出口 | 不明な経路の送信先ルール |
設定例 | 192.168.1.1 | 0.0.0.0/0 → 192.168.1.1 |
役割 | データの最初の出発先 | 未知の宛先への経路 |
デフォルトゲートウェイが誰に渡すのか、デフォルトルートがどこへいくのか決める違いがあります。
まとめ
項目 | デフォルトゲートウェイ | デフォルトルート |
---|---|---|
主に使う場所 | 端末(PC・スマホなど) | ルータやL3スイッチ |
意味 | 外に出るための出口 | 不明な経路の送信先ルール |
設定例 | 192.168.1.1 | 0.0.0.0/0 → 192.168.1.1 |
役割 | データの最初の出発先 | 未知の宛先への経路 |
今回は、デフォルトゲートウェイとデフォルトルートの違いについて紹介しました。
デフォルトゲートウェイが上位の機器に対する情報で、デフォルトルートが未知の経路を全てそのipアドレスに送るものとなります。
設定するときは、デフォルトルートとデフォルトゲートウェイに同じIPアドレスを設定するので困惑するかもしれませんがこの違いがあることを理解できてもらえればうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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