今回はポート番号について解説していきます。
例題や練習問題も用意しているのでポート番号の理解を深めるためにぜひ取り組んでみてください!
ネットワークについて初めて勉強するなら下記の教材がおすすめです。
私もネットワークについて勉強するために色々な本を購入していますが最初の入門書として良いと思います。
この本の内容も含めてできるだけわかりやすくポート番号についてわかりやすく解説していきます。
ポート番号とはわかりやすく解説!
ポート番号とは、コンピュータネットワークにおいて特定のwebアプリなどを識別するために使われる番号です。
これは主に、データがどのアプリケーションやサービスに送られるべきかを決定するために使われます。
なぜポート番号が必要なのか
ここではなぜポート番号が必要なのかについて例を用いて説明していきます。
スマホやパソコンがインターネット接続できているのは、IPアドレスが存在しているからです。
IPアドレスとは、住所みたいなもので指定しているIPアドレスに従ってネットワークが接続可能になります。
しかしそれだけでは、次にどこにネットワークやデータを届けるのかわかりません。
そのときに役立つのがポート番号です。
IPアドレスがマンションならポート番号は部屋番号のようなイメージを持つとわかりやすいと思います。
郵便を例にポート番号を説明
- IPアドレス: 家の住所
- ポート番号: 部屋番号や住人の名前
郵便配達員は家の住所(IPアドレス)に手紙を届けますが、その家の中のどの部屋(ポート番号)に手紙を届けるべきかを知る必要があります。
具体的に誰にやどこにをわかりやすくしてくれているのがポート番号の役割です。
よく使われるポート番号
- 80: ウェブページを見るときに使われるHTTPのポート番号
- 443: セキュアなウェブページ(https)を見るときのポート番号
- 25: メールを送るときのSMTPのポート番号
- 21: ファイルを転送するFTPのポート番号
ポート番号についての練習問題
問題1
ウェブブラウザで通常のウェブサイト(HTTP)にアクセスする際に使用されるポート番号は何番ですか?
解答: 80
問題2
以下の説明に当てはまるポート番号を答えてください。 「セキュアなウェブサイト(HTTPS)にアクセスする際に使用されるポート番号」
解答: 443
問題3
IPアドレスとポート番号の役割の違いを簡潔に説明してください。
解答: IPアドレスはネットワーク上のデバイス(コンピュータなど)を識別するための番号であり、ポート番号はそのデバイス内の特定のアプリケーションやサービスを識別するための番号です。
問題4
FTP(ファイル転送プロトコル)を使用してファイルを転送する際に使用される標準的なポート番号は何番ですか?
解答: 21
問題5
ポート番号がない場合、ネットワーク上でどのような問題が発生する可能性があるか、簡潔に説明してください。
解答: ポート番号がない場合、デバイス内のどのアプリケーションやサービスにデータを送るべきかを識別できなくなり、データが正しく処理されない、または意図しないアプリケーションがデータを受け取る可能性があります。
ポート番号解説まとめ
ポート番号は、コンピュータがネットワーク上で「どのプログラムにデータを送るか」を指定するための番号です。
郵便配達や電話交換機の例を思い浮かべるとわかりやすいと思います。これにより、データが正しい場所に届くように管理されています。
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